TERAなできごと。

うちの猫 テラのこと、その使用人のひとりごと。

肩甲骨

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ニオイが何だろうと、とにかく丈夫そうな肩だ。

 

 

ねこタワーの上で寝ていたテラさんが、急に起きて慌てて下に降り、いつも少し開けているふすまの隙間から飛び込むように和室へ入って行った。ベランダに鳥でも来たのかと思っていたら、窓際の障子付近からドタバタと音がする。何事かと覗くと、どこから侵入したのか結構な大きさの蜂に、テラさんがパンチを繰り出しているところだった。

その大きさと毒々しい縞模様を見て、瞬時に、刺されたらただじゃ済まないやつだと思った。

ともかく、猫のパンチを止めさせなければならない。抱えあげて蜂から引き離し、和室からふすまの外に閉め出そうとするが、興奮状態のテラさんは、すごい勢いで戻って蜂のところへ行こうとする。テラさんはふすまと柱に二回挟まれた。

テラさんを何とか遠ざけ、蜂も外へ逃がすことができた。蜂に闘争心がなかったのも幸いし、猫も人も無事で済んだ。ただ、蜂の足が一本、畳の上に残されていた。