モノクロちびにゃんズ これまでの様子
少し前の姿 右から
サバトラくん♂ 黒白くん♂ 長毛ちゃん♀ サバ白ちゃん♀
一時全員で体調崩したものの、今はすっかり元気。
お腹に虫がいたせいで、しばらく体重がほとんど増えない子もいましたが、駆虫薬でころっとよくなり順調に大きくなっています。
寝ている時以外は、元気いっぱい遊んでいます。
再び便検査をして、問題なければ最初のワクチンを予定しています。
これまでの様子
ご注意:汚物と寄生虫の話が出ます。
もし猫を拾うことがあれば参考になるかもしれませんが、不快な内容です。
預かり初日〜一週間
軽い風邪の状態で保護され一週間入院し、よくなったところを預かる。
全員、見た目では何の異常も見られず。
サバトラくんだけ目ヤニが多少出るとのことで、目薬が出される。
(目薬→硫酸ゲンタマイシン点眼液0.3%)
我が家に連れて帰ってまず感じたのは「クサい」ということ。
それだけ気になったものの皆元気で、帰宅直後からケージの中で跳ね回っていた。
フードは病院で食べていた物と同じ物を与えた。
ドライフードをお湯でふやかしたもの。
(ロイヤルカナン/ベビーキャット 成長前期の子猫用)
サバトラくん、ウチに来てからは目ヤニは全く見られず、三日で目薬を止める。
預かり5日目くらいから、全員お腹が緩めになる。
黒白くんだけ、ややフードの食べっぷりが悪いように感じる。
サバトラくんだけ、くしゃみをしているように感じる。
ただし、全員元気よく遊ぶ。
この時点で、体重が増えている子とほとんど増えていない子に分かれていた。
増えている→サバトラくん、サバ白ちゃん
増えていない→ 黒白くん、長毛ちゃん
この頃には臭いが消えていた。
7日目、サバ白ちゃんが完全に下痢状態になる。一日に5回以上。
ただし、食べて遊ぶ元気はある。
薬が必要と判断し、翌日に手に入れようとしていた。
〜預かり2週間
8日目、全員がほぼ下痢状態になる。ただし、皆で元気よく遊ぶ。
朝、黒白くんがトイレ後におしりを引きずるので持ち上げてみると、肛門から細長いモノがつながったまま出ていた。(はさみで切る)
初めて寄生虫を見たので、何の虫かわからず。
すぐに、4匹を保護した方(子猫の保護経験豊富)と連絡を取る。
虫の特徴から、幼猫には珍しい「マンソン」かも知れないということで、とにかく病院で便検査をしてもらうことに。
テラさんがお世話になっているいつもの病院へ。
その日は全員の便がそろわず、とりあえず二匹分を見てもらったが、虫卵は見つからなかった。
全員分の便がそろったら、再び検査に持ち込むことになった。
整腸剤と、念のためサバトラくんのくしゃみに点眼点鼻薬が出される。
(整腸剤→ビヒラクチン)
(点眼点鼻薬→インターキャット ※ウイルス増殖抑制)
翌日、なかなか全員の便がそろわず、(現場を押さえないと誰のか識別できない)
その日は診療時間に間に合わなかった。
整腸剤のおかげで、三匹は下痢がマシになる。
サバ白ちゃんだけは、回数が減ったものの水分量は変わらず。
あいかわらず、皆で遊び回る元気はある。
その翌日(土曜日)、診療時間の都合上、別の病院へ。
やっと全員の便検査。
黒白くん、「マンソン裂頭条虫」と「回虫」の虫卵が見つかる。しかも大量。
サバ白ちゃん、「回虫」の虫卵が見つかる。
サバトラくんと長毛ちゃんからは何も見つからず。
黒白くん、その場でマンソン駆虫薬を投薬。(15:00頃)
この薬で虫は体内で溶けてしまうとのこと。
回虫は全員にいると見て、全員分の駆虫薬を出される。
下痢止めで少し様子を見て、週明けに回虫駆虫薬の投薬を指示される。
(マンソン駆虫薬→ビルトリシド)
(回虫駆虫薬→コンバントリン)
(下痢止め→コロネル細粒)
帰宅してゴハンを与えるも、黒白くんだけ食べない。
18:30頃、黒白くんに駆虫薬の効果が出て急変する。
ひどく震えながら、トイレで嘔吐と下痢、同時に肛門から細長いモノ(最初に見たのと同じ)が何本か出る。(はさみで切る)
しばらく震えながらじっとしていたが、二時間くらいで完全に回復してくれた。
(この間、恐怖だった。病院が開いてないので。)
その後、全員で何ごともなかったように遊び回る。
(後から先生に訊くと、出たのは回虫らしい。でも調べると見た目が違う気がする。)
日曜日
下痢止めで三匹はほぼ正常便になるが、サバ白ちゃんだけはまだ下痢。
サバトラくんのくしゃみは気にならなくなる。
月曜日
予定では全員の回虫駆虫をするところ、黒白くんが急変した件もあり、駆虫に不安があったので、いつもの病院へ相談へ行く。
再び全員の便を持って行くが、なぜかこの日は誰からも虫卵が見つからなかった。
先生の指示で、回虫駆虫は、
黒白くんはもう少し日をあけてからにする。
長毛ちゃんは体重が少ないので(当時460g)500g超えるまで待つ。
先に、サバトラくんとサバ白ちゃんのふたりから投薬することになった。
ただし、急変に備えて病院の開いている時間にするようにとのこと。
〜預かり3週間
先にふたりの回虫駆虫。投薬しても体調に変化はなかった。
回虫の場合は、駆虫薬を飲むと虫が便に混ざって出てくるらしいが確認できず。
サバ白ちゃんのずっと止まらなかった下痢は、駆虫薬で急に治まった。
黒白くん、マンソンの駆虫で苦しんだ後から好転して、食欲と体重が急に増え始めた。
ただし、まだ回虫がいるはず。
再び全員の便検査。
黒白くんに回虫卵が見つかる。
誰ともなくまだくしゃみをしているようなので(ただし目ヤニ鼻水は見られない。単にホコリなどの刺激のせいかも。)
念のため全員に点眼点鼻薬(インターキャット)が出る。一週間続ける。
この日、黒白くん、長毛ちゃんふたりにも回虫駆虫薬を投薬。やはり体調に変化無し。
同じくふたりからも虫は確認できなかった。
駆虫薬後〜現在
その後、全員落ち着いている。もう一週間以上何の薬も使っていない。
駆虫前と明らかに体重の増え方が違い、急激に増えている。
近いうちにまたまた便検査に行く予定。
回虫は一回の駆虫では効かないと聞いているので、まだ戦いは続くかもしれない。
最初から虫がいるとは思えないくらい元気に跳ね回る4匹。
ケージの中で遊んでいるときは、スーパーボールが4つ跳ねているような感じ。
それにしても。
この兄弟、経験豊富な保護主さん曰く、どうやら何かと珍しいパターンのようです。
すみません、また寄生虫の話になってしまうのですが…
(続く…)