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TERAなできごと。

うちの猫 テラのこと、その使用人のひとりごと。

pH試験紙

 

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なぜこれが猫用品かというと、我が家では猫の尿のpHを測っているので。

 

そこまでするか?と思われるかも知れない。

そこまでする理由は、オス猫がもっとも注意しなければならない病気が泌尿器の病気だからだ。

猫下部尿路疾患(FLUTD)と呼ばれ、成猫は「ストラバイト(ストルバイト)結石」を患うことが多い。正確には石ではなく、尿中に発生した結晶が尿道を傷つけ、詰まらせる。オスの尿道はメスよりもかなり狭いので、オス猫の病気と言われる。

この病気の兆候としては、粗相をする、陰部を頻繁になめる(痛がる)、血尿、尿が出ない(トイレに何度も行く、トイレが長い)などで、この時点で飼い主が気づくケースが多い。これを見逃し放置しすれば、腎不全から尿毒症を発症し死に至ることもある。

 

この病気は猫を飼い始めた時点で知ってはいたが、尿路疾患に配慮されたフードを選ぶことくらしか考えていなかった。pHを測るに至ったきっかけは、去年の健康診断の尿検査だ。結晶は見つからなかったが、獣医師から「アルカリ尿」だと言われた。猫の正常値はpH6.4くらいの弱酸性だが、結果はpH7.5でアルカリ性。それから、FLUTDについて詳しく調べるようになった。

 

ストラバイトはマグネシウム由来の結晶である。ミネラルバランスが悪い食事やストレスなど何らかの原因で、尿のpHがアルカリ性に傾いた状態が続くと結晶化する。若猫から7歳くらいまでの成猫がなりやすい。逆に酸性に傾いた尿には、シュウ酸カルシウム結晶が発生する。こちらは高齢猫がなりやすい。どちらにせよ、水分の摂取不足により尿の濃度が高まることは結晶化の原因となる。

尿路疾患に配慮したフードは、尿のpHが酸性アルカリ性それぞれに傾くよう、猫年齢に合わせて設計されている。

 

一昨日、紹介したフードが「pHを安定させる」と言っているのも結晶予防のためだ。他に「FLUTDに配慮」「尿路の健康維持」などとパッケージに表示して売りにしている商品は多い。こういったフードは健康な猫が食べるものであって、病気の猫が食べる療法食ではない。

いつも気になっていたのだが、楽天のキャットフード売れ筋ランキングの上位がいつも療法食なのだ。本日2012年7月20日、現在の今週のランキングを見ると、1位から3位まで全て、療法食の「ロイヤルカナン pHコントロール 4kg」になっている。20位までに「pHコントロール」シリーズが8つランクインしている。療法食のランキングではなく、全てのキャットフードのランキングなのに。泌尿器の病気を患う猫がどれだけ多いかがわかる。

 

尿結晶の発生と尿のpHは深い関わりがあることを知り、自宅でも測ってみようと思った。

 

(次回に続きます)